読者への注記:
これはTwitch初の透明性レポートです。私たちが安全についてどう考えているのか、私たちが提供するすべてのコミュニティに安全なスペースを作るためにどのような製品を選択したのか、安全スタッフやコミュニティモデレーター、技術ソリューションが、当社が設定したルールの実施にどのように役立つかを厳しく精査しています。その結果、Twitchに関する安全関連事項や当社の安全への取り組みの進捗状況について、読者が有意義に理解することを目的としたサービス固有のデータを幅広く概観するものとなりました。今後のレポートは、Twitchをより安全な場所にするという当社の取り組みに基づいて構築されます。その結果、Twitchに関する安全関連事項や当社の安全への取り組みの進捗状況について、読者が有意義に理解することを目的としたサービス固有のデータを幅広く概観するものとなりました。今後のレポートは、Twitchをより安全な場所にするという当社の取り組みに基づいて構築されます。
Twitchは、ユーザーがのびのびと自分を表現しながら楽しく交流できるよう作られたサービスであり、私たちはこのコミュニティを常に安全で安心して参加できる場にしたいと考えています。Twitchのコミュニティガイドラインは、ユーザーの自己表現を可能にすることの重要性を伝えるとともに、他人への有害(または違法)な発言などの禁止事項を明確にし、これらを両立させるよう努めています。Twitchの目標は、クリエイターに活躍の場を提供し、視聴者に楽しく快適な環境を提供して、違法・有害・攻撃的な交流を排除したコミュニティを育むことです。
Twitchは、クリエイター、視聴者、モデレーター、Twitchからなるコミュニティの一人一人が、コミュニティの健全性と安全性を促進するために大きな役割を果たすと考えています。そこでコミュニティガイドラインを通じて、Twitchサービスで認められる表現や行為と禁止される表現や行為を明確にするよう努めています。そして、コミュニティモデレーション活動やユーザー報告をお願いするとともに、機械学習や検知機能などの技術的ソリューションを活用して、コミュニティガイドラインが確実に守られているかどうかを確認しています。さらにクリエイターやモデレーター (通称「Mod」) が、AutoMod、Modビュー、モデレーションボットなど当社やサードパーティが提供するツールを使用して、Twitchサービス全体で基準を適用し、各自のチャンネルでより高い基準を設定しています。
Twitchはライブ配信サービスです。Twitchで公開されるコンテンツの大半は、作成され視聴されると同時に消えていきます。そのため、安全性やコミュニティの健全性については、アップロードされた動画コンテンツを扱う他のサービスとは違う方法で考える必要があります。アップロードされた動画を扱うサービスに有効なモデレーション方法は、Twitchでは効果がないか、異なる方向に作用してしまいます。さまざまな実験を行った結果、Twitchにおいて最もユーザーの安全を守り、効果を上げることができるのは、複数のツールと手順を使い、コミュニティメンバーに権限を付与して協力関係を結ぶことであるとわかりました。
その結果、Twitch (ツール提供と権限の付与を行う) とコミュニティメンバーがそれぞれ努力し協力し合うという、階層化された安全への取り組みが生まれました。まず、新規や既存のクリエイターはコミュニティガイドラインを学びます。コミュニティガイドラインには、ユーザーの自己表現とコミュニティの安全を両立することや、Twitchにおける行為の基準を設定することが書かれています。次に各クリエイターは、Twitchサービス全体の基準を適用し、場合によっては自分のチャンネル内でさらに高い基準を設定します。Twitchは、クリエーターが自分のチャンネルにおける行為の最低基準を設定・表示・適用できるツールを提供しています。また、視聴者がコンテンツを探すときに表示される内容を自分で管理できるように、視聴者レベルのコントロールも提供しています。これと同時に、Twitchはさまざまな機械学習アルゴリズムを活用して有害なコンテンツを検出し、ユーザーの目に触れる前に削除します。さらに、ユーザーは内容が不適切ないし有害と判断した行為をTwitchに直接通報できます。通報された内容は、サービス全体で強制措置を執行できる専門スタッフのチームが確認し対応します。
この階層の各部分の詳細 (下から上へ順に) とその組み合わせを、次のセクションで説明します。
コミュニティガイドライン
コミュニティガイドラインは、Twitchの安全を守る協調関係の基盤です。ガイドラインの内容は、Twitch上でのすべてのユーザー生成コンテンツと活動に対する防護柵の役割を果たします。コミュニティガイドラインはTwitchにおいて予期される行動を伝えるものであるため、明確さが重要です。そこで、禁止される行動の内容や例 (および特定の例外事項) をできるだけ添えて、分かりやすい表現に努めました。さらに、Twitchコミュニティの文化は絶えず変化していることを踏まえ、コミュニティのニーズに応じてコミュニティガイドラインの見直しと更新を行っています。予期される行動を明確に伝え、必要に応じてアップデートすることで、ユーザーはTwitchが引いた境界線を理解して、その中でのびのびと自由に表現できるようになると私たちは考えます。また、明確で適切なコミュニティガイドラインは、コミュニティの安全を守るためのペナルティ措置を一貫して行うためにも重要な基盤になるはずです。
サービスレベルの安全
サービスレベルの安全には、Twitch全域でコミュニティガイドラインを守るために、サービス提供者である私たちTwitchが行うすべての措置が含まれます。その内容は、機械検出、ユーザー報告、検証とペナルティ措置の3つに分かれます。
機械検出: Twitchは2年前から「機械検出」機能を実装しています。これは、Twitchのコンテンツをスキャンして、有害・不適切なコンテンツを見つけて削除したり、専門スタッフによる検証のためフラグ付けをしたりする機能です。たとえば、裸体・性的なコンテンツ・ゴア表現・過激な暴力などが検出の対象となります。Twitchはライブ配信を主とするサービスで、配信されるコンテンツのほとんどは録画やアップロードされたものではありません。ライブ配信の環境では、コンテンツが作成されると同時に視聴されるため、機械検出が追いつくことが困難になります。それでも私たちは、機械検出を使ってTwitchのコンテンツを公開前にモデレートする方法を開発しました。今後も技術開発への投資を行って、この機能を進化させていくつもりです。
ユーザー報告: ユーザーからの報告は、Twitchコミュニティの安全性と信頼性を維持し、コミュニティガイドラインを守るためにきわめて重要な役割を果たします。コンテンツの大部分を占める動画とチャットは一般公開されるため、Twitchにおいてはユーザー報告が特に効果的だと考えられます。Twitchサービス全域で適切な措置を講じられるよう、私たちはクリエイター・モデレーター・視聴者に対し、コミュニティガイドラインに違反するコンテンツを報告することを推奨しています。ユーザー報告は、Twitchのコンテンツモデレーション専門チームが内容を確認して検証します。
検証とペナルティ措置: Twitchでは、特別な訓練と経験を積んだスタッフが、ユーザーからの報告や機械検出ツールが検出したコンテンツを検証しています。世界中から届く報告を24時間体制で検証できるよう、世界複数の拠点で20以上の言語に対応するコンテンツモデレーションの専門スタッフ体制を整えています。届いた報告には優先順位をつけ、最も有害性の高い行為から順に迅速に対応します。報告の検証にかかる時間は、報告の重要度、報告を裏付ける証拠の有無、その時点で検証を待っている報告の数など、さまざまな要因によって異なります。悪質な内容については、経験豊かな調査員のチームが詳しく調べ、必要に応じて法執行機関への通報・協力を行います。
コンテンツモデレーションを担当するスタッフは、中傷や非常に不穏な内容など、あらゆる悪質なコンテンツの検証を長時間にわたって行うため、私たちはTwitchコミュニティの健全性と安全性と同様にスタッフの健康と安全も重視しています。そのため、特定のコンテンツがスタッフに与える悪影響を軽減するツールを導入しました。たとえば、モデレーション担当のスタッフが使用するシステムでは、有害である可能性のあるビデオを、自動的にモノクロや低解像度、音声ミュートの状態で表示します。また、担当スタッフには、精神衛生を守るためのプログラムや特別手当を支給しています。
チャンネルレベルの安全
Twitchでは、安全はクリエイターの意向を反映したものでもあるべきと私たちは考えます。そこで、コミュニティガイドラインでコミュニティ全域で守るべき基準を定めた上で、クリエイターが自分のコミュニティで許容される行為と許容されない行為を決められるようにしました。説明責任をしっかりと果たす文化を育むために、クリエイターはコミュニティ内のメンバーを指名してモデレーターチームを作ることができます。モデレーターチームは、クリエイターのチャンネル内でチャットをモデレートしてクリエイターを支援します。(モデレーターは、チャット内で識別しやすいよう、ユーザー名の横に緑色の剣のアイコンが表示されます) モデレーターは、チャンネルに新たに加わった視聴者を歓迎する、質問に答える、コミュニティ基準の手本を見せる、コミュニティ基準のペナルティ措置を行うなど、さまざまな役割を果たします。Twitchは、クリエイターとモデレーターが各自の役割をできる限り直感的かつ簡単にこなせるようiQOSイルマ・イルマワン割引券・タバコ引換券、チャットモード、本日最終価格ラルフローレン ワンピース 80などの強力なツールを提供しています。これらのツールを使うと、チャットを自動的にフィルタリングする、問題のあるチャットメッセージがチャンネルに表示される前にクリエイターやモデレーターが内容を確認 (そして削除) する、ユーザーを「発言禁止」(一定期間チャットができない状態) にする、ユーザーを無期限でチャンネルからブロックする、といったことが可能になります。
視聴者レベルの安全
tiger様専用, 視聴者も使用上の安全性を自分でカスタマイズできるようにしたいと考えます。そのため、コンテンツに関する警告・チャットフィルター・ブロックツールなどの機能を視聴者に提供し、Twitch全域で表示されるコンテンツやチャットをカスタマイズできるようにしています。
広告主の安全
広告はTwitchにとって重要な要素であり、広告を掲載するブランドは、Twitchがいかにユーザーの安全を守り、建設的で危険の少ない環境作りをしているかに関心を持っています。そして、Twitchに広告を掲載する条件として、自社のブランド価値にそぐわないコンテンツや行為が自社ブランドと関連付けられないことの確証を求めています。私たちは、これに複数の方法で対応しています。まず、広告を供給するのは、責任を持って配信している実績を示し、スクリーニング済みの身元情報を提供したストリーマーのチャンネルに限定しています。さらに、広告の掲載先を広告主が決めることができます。たとえば、広告主のブランドの価値に合うゲームを配信しているストリーマーや、一般視聴者向け (ESRBやPEGIのレーティングに基づいて判断) のゲームを配信するストリーマーなどを選べます。また、ストリーマーが「成人向け」とフラグ付けしたコンテンツを含むチャンネルや、一人称視点のシューティングゲームや成人向けゲームをプレイしている場合など、ブランド価値と一致しない場所には広告を表示しないといった選択もできます。
コミュニティガイドライン: 2020年にはコミュニティガイドラインの主要部分にいくつかの変更を加え、ガイドラインをより分かりやすく、適用しやすくなるように改定しました。改定版では禁止行為についての説明を加え、その例や例外事項を詳しく解説しています。2020年の主な改定には次の内容が含まれます。
「裸体と服装」と「ヘイト関連行為および嫌がらせ行為」を改定する際は、Twitchのさまざまなクリエイターによるフォーカスグループを作り、フィードバックを集めることから始めました。そして、クリエイター・学者・NGO運営者など8名のメンバーからなるTwitchの安全諮問協議会と協力してガイドラインの内容を検討しました。こうした段階を経て、Twitchコミュニティの基準や理想を反映させた明確なガイドラインが完成しました。私たちは、Twitchのサービスやコミュニティ、そして私たちの住む世界も絶えず変化していることを認識しています。今後もTwitchの基準や予期される行動を見直して発展させ、そうした変化を反映させてコミュニティガイドラインを改定していきます。
運用能力: 私たちは、安全に関する報告の検証がただちに行われるよう徹底し、処理能力の向上に多大な投資を行ってきました。過去1年だけで、ユーザー報告に対応するコンテンツモデレーション担当者の数を4倍に増やしています。
Twitchは、自由で個性的なコミュニティを構築できる環境をクリエイターに提供しています。その自由は、構築したコミュニティがTwitchのコミュニティガイドラインに準拠した健全なものであるよう維持するという責任と対になっています。これを実現するため、多くのTwitchクリエイターが、コミュニティ内の信頼できるメンバーにチャンネル内のチャットのモデレーションを手伝うよう依頼しています。この、チャンネルのモデレーターとモデレーション用ツールが、すべてのクリエイターのTwitchチャンネルで行われるチャットモデレーションの基盤となります。この仕組みがうまく機能するよう、私たちは強力で柔軟性の高いツールに多大な投資を行い、クリエイターとモデレーターが、Twitchのコミュニティガイドラインとクリエイターが定めたチャンネル固有の基準への準拠を確保できるようにしています。モデレーション用ツールは、有害な可能性のあるコンテンツを特定してモデレーターが検証できるようにすることと、テンポの速いTwitchのチャットメッセージに対応できるようモデレーターの管理を向上させることの2点を目標としています。
クリエイターとモデレーターは、Twitchが提供するツールを使って、自分のチャンネルでチャットできるユーザーや公開されるコンテンツを管理できます。コミュニティの参加者を管理できるように、クリエイターとモデレーターには、トラブルを起こすユーザーに対して一時的または無期限の追放ペナルティを科す権限が与えられています。追放されると、そのユーザーのチャンネル内での最近のチャットメッセージは削除され、ペナルティが執行されているあいだはチャンネル内でメッセージを送ることができなくなります。また、クリエイターとモデレーターは設定を変更して、たとえばフォロワーとサブスクライバー限定といったように、より信頼性の高いグループのみにチャットを許可することもできます。モデレーターは緑色のモデレーターバッジが付いたチャットメッセージを送信して、チャットの雰囲気を決める案内役をすることができます。クリエイターとモデレーターは 「AutoMod」と「ブロック用語集」という2つの基本機能を使って、チャットで表示されるメッセージを管理できます。AutoModを有効にすると、チャットメッセージを自動でスクリーニングして、危険性が高いと検知した内容のメッセージを保留にします。保留されたメッセージは、モデレーターが承認しない限りチャンネル上に表示されません。また、クリエイターはチャンネル内でブロックしたい用語やフレーズをブロック用語集に登録して、AutoModの検知内容をカスタマイズできます。これらの機能を使うには、るぅ様専用 2セットにアクセスします。モデレータービューはカスタマイズ可能なチャンネル用インターフェースで、モデレーターはここに並んだ「ウィジェット」を使って、AutoModが保留にしているメッセージを確認したり、チーム内の他のモデレーターの活動を把握したり、モデレーションの設定を変更したりなど、さまざまなモデレーションのタスクを実行できます。
なお、クリエイターとモデレーターが取った措置は、そのチャンネル内でのユーザーの行動にのみ効果を発揮します。チャンネル内での追放・発言禁止・チャットの削除といった措置はそのチャンネルでのみ適用され、他のチャンネルやTwitchサービスへのアクセスには適用されません。ただし、クリエイターやモデレーター (またはすべてのTwitchユーザー) は、Twitchのコミュニティガイドラインに違反する行為をTwitchの報告ツールを使って通報でき、通報された内容によってはTwitchのモデレーションスタッフがサービス全体のレベルで措置を行うことができます。
次のセクションでは、クリエイターとモデレーターが自分のチャンネル内のチャットで基準を設定してペナルティ措置を行う方法を詳しく説明します。
Twitchにおけるユーザー同士の交流のほとんどが、チャンネルのモデレーターまたはAutoMod、あるいはその両方がモデレートするチャンネル内で行われます。
2020年上半期には、Twitchで視聴されたライブコンテンツのうち、チャットの有害な発言をAutoMod機能でモニタリングしているチャンネル内のものが65%を占めました (視聴時間で測定)。2020年下半期には、これが71%に増加しています。この大幅な増加は、モデレーターを務めるユーザーが指名されていない新規のチャンネルに対して、2020年下半期から初期設定でAutoModが有効になったことが大きな理由であると考えられます。上のグラフが示すように、1人以上のモデレータが活動しているチャンネルの視聴時間はわずかに増加し、上半期82%から下半期86%になりました。この数字は、視聴者数の多いチャンネルではモデレーターが活動している割合が非常に高いことを示しています。最も重要なのは、2020年にはTwitchで視聴されたライブコンテンツの92%以上が、モデレーターとAutoModのいずれかまたは両方がモデレートするチャットがあるチャンネル内のコンテンツであることです。さらに、下半期にはその割合が95%以上に増加しています。
Twitchのコンテンツ削除のほとんどは、各チャンネル内のチャンネルモデレーターによるチャットメッセージの削除です。Twitchでは、カスタマイズ可能なブロック用語集やAutoMod (詳細は上述) など、チャンネル内でチャットのメッセージが公開される前にスクリーニングできるフィルタリングツールを用意しています。またチャンネルモデレーターがチャットを監視することで、メッセージ投稿から数秒以内に有害なまたは混乱を起こすメッセージを削除します。
Twitchへのチャットメッセージ送信数は、2020年上半期の244億件から下半期の326億件へと33%増加しました。この間、ブロック用語集とAutoModによる検知で削除されたメッセージの件数は、2020年上半期の6,150万件から下半期の9,880万件へと61%の増加が見られました。また、チャンネルモデレーターが手作業で削除したチャットメッセージは、2020年上半期の1,590万件から下半期の3,250万件へと98%増加しました。2020年上半期から下半期にかけての、問題のあるチャットコンテンツ削除件数の増加は、Twitchに送信されるチャットメッセージ件数が33%増、Twitchの総チャンネル数が40%増と母数が増えたことも原因の一部と考えられます。それ以上の増加については、上述の通りモデレーションの範囲を広げたことと、3月にModViewダッシュボードを導入したことで、モデレーターによるコンテンツ削除がしやすくなったことに起因すると私たちは考えています。
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チャットメッセージの削除に加え、チャンネルモデレーターは、有害なまたは混乱を起こすユーザーに対して一時的な発言禁止や即時追放などの措置をとってチャンネルから排除し、そういったユーザーがチャンネルに悪影響を及ぼす可能性を防ぐことができます。Twitchでは最近このツールの機能を改善し、チャンネルから追放されたユーザーがチャンネルモデレーターの判断に異議申し立てを行い、モデレーターが同意した場合は復帰できるようになりました。
無期限のチャンネル追放件数については、2020年上半期は230万件、2020年下半期は390万件 (72%増) となりました。同様にチャンネル内での一時的な発言禁止件数は、2020年上半期の320万件から2020年下半期の450万件へと40%の増加が見られました。チャンネル追放ならびに発言禁止の総数増加の大きな理由は、配信チャンネル数が2020年上半期の1,460万チャンネルから2020年下半期の1,880万チャンネルへと29%増加したことが考えられます。
前述のとおり、Twitchはライブ配信サービスであり、コンテンツの大部分がアーカイブされずに消えるため、ストリーマーのコミュニティガイドライン遵守を確保する方法として「コンテンツ削除」に力を入れることはありません。むしろ、機械検出またはユーザー報告のいずれかによってライブコンテンツにフラグを付け、コンテンツモデレーションの専門チームが違反を検証した上で「ペナルティ」(通常は、警告またはチャンネル一時停止) 措置を取ります。録画コンテンツに違反が伴う場合には、そのコンテンツを削除します。ただ、違反行為を伴うライブコンテンツはすでに消えてしまっており、報告を除いて違反の記録は残らないため、コンテンツ削除が必要な場合はほとんどありません。こうした理由により、当サービスの安全の取り組みとして最も適切なのは、次のセクションで説明するペナルティの執行であると私たちは考えています。
次のセクションに記載のペナルティに関するデータには、前のセクションに記載のチャンネルレベルのペナルティは含まない (重複しない) ことにご注意ください。
Twitch視聴時間および報告数の増加
上のグラフが示す通り、違反のユーザー報告件数は総数で2020年上半期の590万件から2020年下半期の740万件へと25%増加しました。同期間における22%の利用増 (視聴時間で計測) が示す通り、Twitchはこの期間に急速な成長を遂げました。一方、同期間においてユーザー報告の件数増は見られましたが、視聴時間1,000時間あたりの通報件数としては0.74件から0.76件への微増にとどまりました (上のグラフでは緑の線で示されています)。2020年にTwitchの利用量は大きく成長しましたが、報告される違反行為の発生率にはそれほど大きな変化がないことがわかりました。
ペナルティ
ユーザー報告は、報告された行為の種類や重大度、行為の違法性など複数の要因に基づいて優先順位を付けて社内のコンテンツモデレーションチームに送り、そこで検証を行います。担当スタッフが、コミュニティガイドラインへの違反を認めた場合、違反者のアカウントに対してペナルティを執行します。違反の性質に応じて、警告、一時的な利用停止 (1日~30日)、さらに深刻な違反の場合には無期限の利用停止など、様々な措置が取られます。違反行為を含むコンテンツがサービスに記録されている場合、そのコンテンツを削除します。
また、ユーザーが、ペナルティに誤解がある、または不当、不公平であると考える場合には異議申し立てを行うことができます。異議申し立ては、コンテンツモデレーションチームとは別の専門チームが対処します。
アカウントへのペナルティ措置に関する詳細は、【新品】9M(70cm) ラルフローレン ロンパースのページをご覧ください。
ペナルティ執行の総数は、2020年上半期の78万8,000件から2020年下半期の110万件へと41%増加しました。その主な原因は、同期間においてTwitchの利用が22%増加したためであると考えられます。これを視聴時間1,000時間 (以下「KHW」) あたりのペナルティ執行件数で示すと、2020年上半期はKHWあたり0.099件から2020年下半期にはKHWあたり0.114件へと増加しています (上のグラフでは緑の線で示されています)。KWHあたりのペナルティ執行件数は総数で15%の増加ですが、通常の変動範囲内であり、特定の原因によるものではないと思われます。同時に、年間を通じてTwitchコミュニティに対し、違反行為を報告するよう促してきたため、若干の増加は想定内といえます。以下のセクションで、個別のペナルティの増加原因について説明します。
上記のペナルティのほか、Twitchでは、2020年に3回、プログラムによるボットアカウント検出を実施し、多数のボットアカウントを検出しました。この際、人為的に視聴者数を増加させることを主な目的とするアカウントを特定し、該当するアカウントを停止しました。この措置は、有害コンテンツの報告や機械検出によるものではないため、上記の数値には含まれませんが、一括検出を3回実施することで580万件のペナルティを執行しました。
以下のセクションでは、Twitchが2020年に執行した各種のペナルティ措置に関するデータと分析を概説します。
私たちは、ヘイトや嫌がらせに関わる行為や発言、ならびに他者のヘイト行為や発言を奨励または扇動する行為や発言を容認しません。容認しないものには、望まない性的な誘惑や勧誘、特定のコミュニティへの攻撃の扇動、アイデンティティに基づく保護特性 (人種・ジェンダー・宗教・障害等) に対するヘイト表現などが含まれます。
ヘイト関連行為・性的嫌がらせ・その他の嫌がらせ行為に対するユーザー報告ファミリアワンピース,
2020年下半期にペナルティの執行率が上がった主な理由として、(1) 下半期初頭にユーザー報告およびペナルティのプロセスを改善し、関連する報告についてコンテンツモデレーションチームによる特定件数とペナルティ執行件数が増加した、(2) 2020年5月~8月にユーザー報告の検証体制の大幅強化を行い、嫌がらせやヘイト関連行為の報告への対応が迅速化した、という2点があげられます。今後も嫌がらせ行為やヘイト関連行為の報告をより簡単かつ迅速に検証できるよう、ペナルティ執行ツールや体制への投資を継続します。さらに、2021年1月には、ヘイト関連行為・性的嫌がらせ・その他の嫌がらせ行為に関するコミュニティガイドラインを改定しました。この改定を通じ、こうした行為をTwitchからなくしていくための私たちやコミュニティの努力の効果が高まることを期待しています。
コミュニティにおいて、違法であったり、人の気分を害したり、損害を加えたりする可能性のあるコンテンツを制限するため、過激なゴアや暴力表現、性的暴力、暴力的脅威、自傷行為、動物虐待、危険・迷惑運転、その他の違法・妨害や恐怖心を与えるなどの行為を主に取り扱うメディアや行為を禁じます。
この種の行為に対するペナルティ執行件数は、2020年上半期の3,825件から2020年下半期の7,429件へと94%増加しました。ヘイト関連行為・性的嫌がらせ・その他の嫌がらせ行為に対するペナルティの執行と同様 (前のセクションで詳述)、2020年下半期初頭に実施したユーザー報告やモデレーションツールの改善、検証体制の強化などの措置によって、ペナルティ執行件数が増加しました。また、2020年下半期には、この種のコンテンツに対する機械検出システムのさらなる改善を行いました。2021年もこれらすべての分野への投資を継続します。
Twitchは、テロ行為、暴力的過激主義者またはそのような活動の描写、美化、奨励、支援等を行うコンテンツを禁止しています。これには、特定の集団への深刻な身体的危害や重大な器物損壊につながるような行為を行うよう、他者を脅迫または奨励することが含まれます。テロリストや過激主義者によるプロパガンダの表示やリンク掲載は、その非難が目的であったとしても禁止行為に含まれます。
上のグラフの通り、このカテゴリについては報告数、ペナルティ執行数ともに少数です。件数においては少ないものの、私たちはテロ関連行為を重大な問題と捉えています。10月には、Twitchはテロ行為と過激主義的コンテンツに関する方針を改定し、テロ組織の定義方法と、社内安全チームによるテロ関連コンテンツの分類方法を明確化しました。この改定によってテロ関連に当てはまるコンテンツの定義が広がり (以前はその他の虐待や暴力に分類されていた行為が含まれるようになりました)、結果として、この種のペナルティが (執行の絶対数ではなく、執行率として) 大幅に増加しました。2020年、Twitchではテロ活動のライブ配信例はありませんでした。2020年のこのカテゴリに対するペナルティ執行件数は、テロ関連プロパガンダの表示が77件、テロ行為・過激な暴力・大規模な器物損壊のいずれかの美化や奨励が10件でした。
多様な視聴者に適さないコンテンツのコミュニティへの表示を制限しています。この制限には、裸体、身体の不適切な露出、不適切な衣服、性的な内容に関わるコンテンツが含まれます。
10月下旬に裸体の検知機能の改善を行った結果、このカテゴリのペナルティ執行件数が増加しました。
Twitchでは、Twitchサービスの安全性を侵害したり、ユーザー体験の質を低下させたりすることを理由に、スパム送信など混乱を起こす活動を禁じています。また禁止行為には、他者へのなりすまし、本人の意思に反してその人物を配信すること、追放の回避、Twitchツールの悪用、配信カテゴリの偽装、ゲームでのチート行為や禁止されたゲームのプレイ、不適切なユーザー名、13歳未満のユーザーアカウントといった、その他の偽装・不適切な行為も含まれます。
このカテゴリのペナルティ執行件数は、総数が2020年上半期の73万4,000件から2020年下半期の98万7,000件へと34%増え、2020年上半期から下半期へのTwitch利用量の増加率 (22%) よりも高い増加率となっています。上のグラフの緑の線が示すように、視聴時間1,000時間あたりのペナルティ執行件数は、2020年上半期の0.092件から下半期の0.102件へと10%の増加が見られました。このカテゴリに含まれる違反の種類はかなり多く、増加の原因も同様に多岐にわたります。
Twitchでは、2020年、この種の行為への対抗措置としてさまざまな分野の改善や機能強化を行いました。たとえば、Twitchの1対1のプライベートチャット機能であるウィスパーは、プライベートメッセージをやり取りする機能であり、チャンネルモデレーションの対象外であったことから、スパム乱用の場となっていました。ウィスパーでのスパム乱用への対抗措置として、2020年に、スパムメッセージを完全にブロックしたり、受信者宛のメッセージにフラグをつけてユーザー報告を促したりする、複数の機械検出モデルを導入しました。その結果、2020年上半期から下半期にかけて、ウィスパー関連のスパム報告が70%減少しました。今後も、スパム・追放の回避・不適切なユーザー名など各種の違反を減少させるための検知機能やその他の技術的ソリューションの開発を続けていきます。
Twitchの法執行対応チームは、児童への危害、暴力的脅威やテロ行為の関係当局への報告、その他法執行機関への法的な報告要請、法執行機関からのユーザーデータの提出要請等、法執行に関する全般の対応の責任を負います。Twitchのコンテンツモデレーションチームでは、この種のケースを検知したり報告を受けたりした場合、社内の法執行対応チームに委ねます。
私たちは、児童に対する性的搾取を容認しません。児童への性的搾取を描くメディアや、チャイルドグルーミング (性的な目的で児童の警戒心を解こうとする行為) を検知した場合、コンテンツの削除と調査を行い、National Center for Missing & Exploited Children (全米失踪・被搾取児童センター: NCMEC) を通じて関係当局に通報します。また、INHOPE (International Association of Internet Hotlines: インターネット ホットラインセンターの国際組織) やICMEC (International Centre for Missing & Exploited Children: 児童失踪・児童虐待国際センター) などの世界各国の組織と直接連携し、Twitch上での児童搾取描写やチャイルドグルーミングの防止に努めています。
2020年上半期から下半期にかけて、NCMECへの報告は66%増加しました。これは、Twitchにおいて調査プロセスを改善し、社内チームでの全体的な行為のパターン特定が可能になったことで、NCMECへの報告件数が増加したことによるものです。
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法執行機関への報告は2020年下半期に27%減少しましたが、主に、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、多くの人が集まる機会が減ったことが理由と考えられます。人が集まる機会が減ることで、人が暴力的な脅威を受ける場所や機会そのものが減少します。
Twitchは、世界各国の法執行機関が調査する犯罪に関して、当該の機関からのデータ提出要請に従います。Twitchでは、犯罪に関する召喚状およびMLAT (Mutual legal assistance treaty 刑事共助条約): UM02 様 専用) の社内プロセス (すべてのデータ提出要請を社内プロセスサーバーであるCSCを通じて行うことを必須とする) を用いて法的要請に従っています。
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